破風板(はふいた)は屋根の端に取り付けられた細長い板で、
雨水の侵入を防ぐ
屋根の下地を守る
外観を整える
といった重要な役割を持っています。
しかし、家の中でも特に紫外線・雨風の影響を受けやすい場所であり、
放置しておくと劣化が進み、雨漏りなどの深刻なトラブルにつながることもあります。
この記事では、破風板の代表的な劣化サイン、放置するとどうなるのか、そして正しいメンテナンス方法を解説します。
■ 破風板が劣化するとどうなる?まずは役割を理解しよう
破風板は屋根の先端にあり、最も外の環境の影響を受ける部材です。
素材は以下が一般的です👇
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| 木製 | 水分に弱く劣化しやすい |
| 金属(ガルバリウムなど) | サビに注意 |
| 窯業系(サイディング材) | 塗膜が切れると水を吸う |
どの素材でも、メンテナンスを怠ると劣化が早く進行します。
■ 破風板の劣化サイン5つ
破風板に次の症状があれば、メンテナンスが必要なサインです。
🔹 1. 塗膜の剥がれ・色あせ
最も分かりやすい劣化サインです。
紫外線で塗膜が傷むと、内部の素材がむき出しになり、劣化が加速します。
🔹 2. ひび割れ・反り
木製破風板では特に多く、
水分を吸って膨張 → 乾燥して収縮
を繰り返すことでひび割れが発生します。
反りが大きい場合は交換が必要です。
🔹 3. カビ・苔の付着
防水性が低下しているサイン。
放置すると内部に水が回り、腐食の原因になります。
🔹 4. 腐食・内部の劣化
指で押すと柔らかくなっている、崩れるような状態は要注意。
特に木製破風板では内部腐食が進行している危険性があります。
🔹 5. 釘の浮き・金具の緩み
釘が抜けかけていたり、金具が歪んでいる場合、
破風板が固定されず隙間が生じ、雨水が侵入する可能性があります。
■ 劣化を放置すると起こるリスク
破風板の劣化は見た目の問題だけではありません。
家全体に影響を与える重大なトラブルにつながります。
❌ 1. 雨漏りの原因になる
破風板は屋根の外周部にあり、水の浸入を防ぐ役割があります。
ひび割れや腐食を放置すると、
破風板の裏側
屋根の下地
外壁との境目
などから水が入り込み、雨漏りに発展する可能性があります。
❌ 2. 破風板が落下する危険性
腐食が進むと、強風時に破風板が剥がれ、落下する危険があります。
住宅だけではなく近隣への被害にもつながるため、早めの補修が必要です。
❌ 3. 外壁や屋根の寿命が縮む
破風板が傷むと、雨樋の固定が不安定になり、
雨水が外壁にかかる
屋根の角部分が劣化しやすくなる
など、他の部位の寿命を縮める原因になります。
■ 破風板の正しいメンテナンス方法
破風板の劣化状態によって、行うべきメンテナンス方法は異なります。
✔ 1. 軽度の劣化 → 塗装で保護
塗膜剥がれや軽度の色あせには塗装が最適です。
- 下地処理
- 釘の補修
- 下塗り(プライマー)
- 上塗り2回
これで耐久性が回復します。
✔ 2. 中度の劣化 → 補修+塗装
ひび割れや小さな反りがある場合は、
- パテ補修
- 部分交換
- シーリング補修
などを行ってから塗装します。
✔ 3. 重度の劣化 → 破風板の交換
以下の症状は交換が必要です。
- 大きな反り
- 内部の腐食
- 押すと柔らかい
- 剥がれ落ちそうな状態
交換費用は、
素材・長さにより 1〜3万円/m 程度が一般的です。
■ 破風板を長持ちさせるポイント
- 定期的に塗装を行う(8〜10年目安)
- 雨樋のぐらつきを放置しない
- 屋根塗装と同時にメンテナンスするとコスパ良好
- 黒や濃色は劣化が見えやすいので注意
屋根とセットで施工することで、足場代を節約できるのも大きなポイントです。
■ まとめ:破風板の劣化は“放置すると家全体に影響”
破風板は小さな部材に見えますが、
- 雨漏り防止
- 屋根・外壁の保護
- 外観の美しさ
に関わる重要なパーツです。
劣化サインを放置すると、家全体のトラブルにつながるため、
早めのメンテナンスが大切です。
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